<女性のお悩み>

○女性の周期について

女性のからだは生理が始まる思春期から繋がって、妊娠、出産するための構造を持ちます。

それぞれの個人差により、多少の幅はありますが

28日周期の生理

②生理痛がないこと

この2要素は、女性の身体のバランスを作る大切な条件です。

しかし、身体はとてもデリケートですから、何かあればすぐにその2要素は崩れてしまいます。

私たちを取り巻く環境には、その「何か」はたくさんありますが、

その中で最も良くないのは「冷え」です。

 

・冷えの予防

まず、お腹や足首周を冷やさないこと。

足首周りには、身体の深部に流れる大切なツボがたくさんあり、そこが冷えるとお腹を温めていても身体が温まりません。

そして、できるだけ冷たいものを食べたり飲んだりしないこと。

アイスや冷たいジュースはもちろんですが、サラダなどの生野菜、南国のフルーツなども身体を冷やすので、冷えているときは避け、身体を温めるものを摂るよう心がけてください。

冷えや生理痛がひどい場合は、三陰交というツボにお灸することをお勧めします。

お灸は、せんねん灸などを使えば簡単ですね。

 

避けた方がいい野菜:夏が旬の野菜、地面の上にできる野菜

*冷える野菜も過熱処理・発酵によって温める野菜となります。

おすすめの食べ物:しょうが、にら、根菜(玉ねぎ、ゴボウ、レンコンなど)

   キーワード検索トップへ

 

・生理痛

生理不順や生理痛に関しては前にも書きましたが、まず冷えを取り除くこと。

 

からだを冷やしてしまうと、身体の巡りを悪くなるのはイメージできますよね。

巡りが悪くなり、滞りができると、痛みを作り出します。

子宮や卵巣は冷えを溜めやすく、冷えると生理痛を生み出してしまいます。

ですから、身体を冷やさないことがとても大切です。

 

そして胃腸の働きを整えることで、食べたものがしっかりと血となり栄養となっていきます。

すると貧血になりにくく、生理痛が軽減されていきます。あまりにひどい場合は子宮内膜症や子宮筋腫などが疑われます。その時は三陰交と血海のツボへの施灸、指圧が有効です。それと同時にご自分でできる手当としては、内腿をよくマッサージしてほぐして柔らかくしておいてください。生理痛のある方は内腿を触ると固くなって痛いはずです。ここを刺激して柔らかくしてあげると、生理痛も緩和します。

  キーワード検索トップへ

・妊娠、出産

妊娠、出産は、通常の生活以上にからだを冷やさないことが大切です。

冷えた身体だと逆子になったり、つわりがひどくなったりします。

胎動を感じたころ(だいたい5ヶ月)から安産のお灸(三陰交への施灸)をお勧めします。

三陰交とは妊娠出産と関係深い、内側にある3つの経絡を司っているツボで、安産のお灸は順調な出産へ導きます。また、産後の子宮の戻りも順調に行くので、産後の肥立ちもよくなります。

 

・おっぱい(母乳)

お母さんも赤ちゃんも初めての出来事なので、慣れるまでは少々時間がかかりますので、母乳指導を受けることをお勧めします。身近に助産師さんや母乳相談ができる人を探しておきましょう。母乳の飲ませ方は、お母さんの乳首の形、赤ちゃんの大きさやクセによって、飲み方や問題もそれぞれ違います。

でも、共通して大切なことは、温かいくておいしいおっぱいを出してあげることです。

お母さんの摂った栄養がそのままおっぱいになりますから、お母さんお食事はとても大切です。ご飯は二膳食べても構いませんが、動物性タンパク質の取りすぎは、乳腺を詰まらせる原因を作ったり、赤ちゃんのアレルギー症状を助長しやすいので、それらは極力控えて、野菜中心の食事にすることをお勧めします。

乳腺炎になりかけた時は、胸にキャベツシップをして胸を冷やし、赤ちゃんにたくさん飲んでもらって、お母さんはお水をこまめに飲んでください。

  キーワード検索トップへ

 

・更年期障害

更年期障害は45歳から55歳くらいまでの間で閉経する女性たちの自律神経の乱れによる症状の総称です。人によってさまざまですが、めまい、動悸、息切れ、ホットフラッシュ(冷え・のぼせ)などの症状が現れます。一番簡単にできるのは呼吸法です。息を長く吐くこと。吐ききったらさっと吸うこと。例えば4-7-8呼吸というのがあります。4秒で吸って、7秒間息を止め、8秒で息を吐ききるという方法です。そうすることによって副交感神経が優位になってリラックスすることができます。これが自律神経を整える一番簡単な方法です。更年期は必ず終わりが来ます。落ち着いてやり過ごしましょう。

 

・むくみ

女性で一番多いむくみの原因は、水分不足によるものです。水分とは、コーヒー、紅茶のようなカフェインの入ったものは利尿作用が強く、お小水で取られてしまって、身体に行渡らせるための水分が足りなくなってしまいます。ですからコーヒー、紅茶などを飲むときには必ずお水を一緒に飲んでください。女性は特にお水を飲む習慣がなく、のどが渇かないからといってお水を取らない人が多く、身体の水分が足りなくなりむくみが出てきます。

特別な病気で水分摂取を制限されている人以外は、1日に1.5リットルから2リットルまでのお水を飲むのが理想です。

他のむくみの原因は、同じ姿勢を長く続けたことや、運動不足によるものが多いです。デスクワークの場合などは、こまめにトイレに行くことや、足首をよく回したりひざを動かしたりしながらむくみを回避してください。ときどきひざから下を高くしておくことも有効です。

 

キーワード検索トップへ

 

<こどものお悩み>

こどもは3歳、5歳、7歳の間で強くなっていきます。それまでは感染やもともとの体質などでいろいろな問題が出てきます。みなさんお薬は使いたくないですよね。極力自分の力で直したいとお考えの方が多いと思いますので、そのためにはマメにケアしてあげることが必要です。好きなものを好きなだけ食べたり、おやつをたくさん食べたり、身体を冷やしたりしていると、自然治癒力が衰えてしまいます。毎日の食事のケア、身体のケアが大事です。

 

・皮膚のトラブル

一番多いのは、「乳児湿疹からのアトピー体質です」と決めつけられてしまうことです。小さいうちは肌も敏感で、乾燥や湿気に弱く、冬は乾燥肌、夏はあせもになりやすいです。そして、基本は乾燥肌にさせないことで、保湿を心がけることが大事です。乾燥肌の原因の一つに、小麦粉や白砂糖やスナック菓子の取り過ぎということが挙げられます。少し乾燥肌のお子さんなどは、そういったものを止めることで本来の肌に戻ります。そこを無視して単に湿疹だから、乾燥肌だからと強い保湿剤、ステロイド剤などを使っていくと、アトピー体質を作っていくことがあります。

夏の湿疹に関してはあせもが多いので、まめにシャワーを浴びて汗を流すことをお勧めします。浴びられない場合は、背中にタオルを入れてこまめに取り換えるなどで対処します。あせもはとびひになることがあるので十分に気をつけてあげましょう。

アトピーの場合は極力洗い流さない、シャワーを浴びない、入浴しないことで乾燥を極力防ぎます。その場合、脇の下と陰部だけはきれいにぬれタオルで拭くとよいでしょう。

   キーワード検索トップへ

・ぜんそく

風邪をひいた後にせきだけが残るタイプは喘息と診断されやすいですが、まず、鼻のケアをしてあげると喘息へ移行しないことが多いです。透明な鼻水がずるずる出る場合は、マメに吸ってあげてください。お家で吸えない場合は耳鼻科で吸ってもらうのが一番早いです。

 

・発達のお悩み

身体的な発達障害に関しては、発達曲線から著しく外れている、周りの子たちより著しく小さく見えるといったことでお悩みになると思いますが、こどもは3歳、5歳、7歳で身体が変化していくので、焦らずに見守ってあげてください。お母さんがあまり思い詰めて悩むと子供にも悪影響がいってしまうので、周りとあまり比べずに見守ってあげてください。

キーワード検索トップへ

 

<日々の生活で>

・風邪・インフルエンザ

風邪は大きく分けて、外から感染すると、風邪自分で引いてしまう風邪があります。外からの感染で1番多いのはインフルエンザですね。

<外からの風邪>

インフルエンザ2日くらい高熱が出て、解熱したら咳や鼻水がひどくなってくるのが特徴です。病院に行くと抗インフルエンザ薬が処方されますが、飲みたくない方は水をたくさん飲み、温かく安静にしておくのが1番いいです。

ハーブはエキナセアかエルダーです。エキナセアは周囲にインフルエンザの人がいたら飲み始めるといいと思います。熱が出始めたらエルダーを一緒に飲むと有効と思われます。

夏風邪ヘルパンギーナ手足口病など、主にこどもがかかりやすいものが多いですが、罹ってしまった場合は、水分補給をしっかりさせて、頭を冷やして、お腹に腹巻をさせて、安静にするのが一番です。大人の夏風邪は長引くので、冷飲食をひかえ、消化のいいものを食べて安静度を高くすることが早く治るコツです。咳がひどい場合はハーブではレッドクローバー、漢方では麦門冬湯や小青竜湯などが効果があるようです。長引く咳の場合には、のどや胃の粘膜を保護するリコリスも有効です。

<自分で引いてしまう風邪>

次は自分で引いてしまう風邪です。例えば夏に冷飲食により体を冷やし過ぎた人は、秋になると粘膜が乾燥して、咳のひどい風邪を引きやすくなります。春は花粉症などのアレルギーで粘膜が弱っていると、菌に感染しやすくなって風邪をひきやすくなります。その時は身体を温めて、炎症を止めるエルダーなどを使うことをお勧めします。

もう一つはストレスなどの心理的な要因で身体が弱っている人がかかる場合があります。

すぐに頭痛が出たり、腹痛が起こったり下痢をしたりします。その場合はフラワーエッセンス療法で心のバランスを整えることをお勧めします。

  キーワード検索トップへ

 

・けが(打撲・捻挫・骨折)

打撲の場合は、冷やしながら圧迫固定をします。例えば頭を打った時などは、保冷材などで冷やしながら20分くらい圧迫しておくと、腫れが最小限度で済みます。

手や足の場合は、冷たい湿布をして包帯で圧迫をかけておくと軽症で済みます。

捻挫の場合は、20分保冷材などでアイシングをしてください。そのあとは、包帯で固定して安静にしてください。寝るときは膝から下を高くしておくことをお勧めします。

骨折の場合は、整形外科にてギブスまたはシーネで固定し、安静を心がけ、黒いもの(黒ごま、黒豆、ワカメ、昆布、ヒジキなど)を食べるようにしてください。骨折部位に施灸をして炎症をとると早く骨折が治ります。  

  キーワード検索トップへ

 

・ぎっくり腰

ぎっくり腰の場合は腰腿点(「ようたいてん」手の甲の人差し指と中指の間、および薬指と小指の間をつないでいる筋肉の手首に近いところで圧痛がある場所の2点)を指圧する。腰腿点を押しながら体を動かしてみると、痛みが軽減しているはずです。そのあと腰痛ベルトやコルセットなどで固定して痛くないように生活してください。

 

・四十肩・五十肩

夜間痛がある場合は、肩を動かさず安静を保ってください。夜間痛がなく、動きの制限のみある場合は、痛みの出る直前までの範囲で動かしてください。いずれの場合も、患部をぶつけた場合、激痛が走り症状が悪化しますので、くれぐれも気をつけてください。

寝るときは、患部にタオルを一枚入れるなどして保温に努めてください。

  キーワード検索トップへ

 

・自律神経の乱れ

自律神経を整えるためには、呼吸法が一番です。息を長く吐くこと。吐ききったらさっと吸うこと。例えば4-7-8呼吸というのがあります。4秒で吸って、7秒間息を止め、8秒で息を吐ききるという方法です。そうすることによって副交感神経が優位になってリラックスすることができます。これが自律神経を整える一番簡単な方法です。

また、お風呂に入った後、手足、顔に水を掛けてあげると、皮膚を通して自律神経を刺激して、

自律神経が不安定にならないよう訓練ができます。

 

・不眠

まずは横になって、上記の呼吸法をします。そして時計で時間を確認しないこと。24時間、または48時間の間には必ず眠くなる時が訪れます。ですから眠れないことをあまり気にしないようにしましょう。フラワーエッセンスでもお手伝いできます。

  キーワード検索トップへ

 

・うつ・パニック障害・イライラ・めまいなど

うつやパニック障害も呼吸法が有効です。フラワーエッセンス療法ではレスキューレメディが最適です。有効なツボは労宮(「ろうきゅう」てのひらのど真ん中。手を握った時にへこむところ。)で、ここを反対の手の親指で押しながら呼吸法を実践すると、より効果的です。

 

キーワード検索トップへ